ビクーニャとアルパカ、ラマの違い

国旗紹介ででてきた“ビクーニャ(vicugna)”という動物。


今まで聞いたことも見たこともありません。
そういえば、リャマとアルパカとの違いも何だろう。
こちらの写真どれがビクーニャ、アルパカ、ラマか見分けがつきますか。


   







こちらがビクーニャの写真。







南アメリカ大陸で進化した動物であり、ペルーの他にボリビア、チリ、アルゼンチンに分布し、標高約3,700- 5,000mの高地の草原に10頭前後の群れを作って生活します。スラリとした首の下部に30cm程の長い毛を有しているのが特徴


ビクーニャの毛は動物界で最も細く、100分の1mm。1回の刈り込みで成獣1頭につき250 - 350gの体毛しか得られないため、希少性が高く毛織物製品は高級品として取引されます。






アルパカ(Alpaca)はビクーニャ属。ビクーニャよりやや大きく、毛を利用するために品種改良されました。アルパカの毛は刈り取るまで伸び続けるため、約2年間くらい切らずに放置しておくと地面に届くほどに伸びます。生まれて初めて刈り取ったアルパカの毛は、「ベビー・アルパカ」と称され、1回の採毛量は3kg。量が豊富で品質が良いとされています。天然の毛色は25種類で混合色を含めるとその数は数え切れません。



ラマ/リャマ(Llama)はラマ属の動物。アルパカより大きく、性格はおとなしく、人に慣れやすい。毛や皮を衣類に用いられるが、主に荷物の運搬用に用いられています。体毛は白・茶・白と茶のミックスの3種類です。インカ帝国においては、重要な儀式の際に生け贄として捧げられたといわれています。


まとめ
  • ビクーニャは首の下に長い毛を有しており、毛は高級品質
  • アルパカは毛を利用するため品種改良された
  • ラマは荷物の運搬用に用いられる
  • 大きさの比較  ビクーニャ < アルパカ < ラマ







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