コカ茶の効能


ペルーの名物の1つコカ茶。
多くのホテルのティーセットとして置かれていたり、カフェやレストランのドリンクメニューにあったりと現地の方にも親しまれており、高山病にコカ茶が効くという話も耳にします。一方でコカ茶ってコカインとの関係は?高山病に効くって本当?という疑問をもったので、今回はコカ茶についてまとめます。



コカとは



●コカ茶(mate de coca:マテ・デ・コカ)の材料となる木    mateはスペイン語でハーブティを指す


●コカノキ科コカ属の常緑低木樹


●ペルー・ボリビアなどのアンデスが原産地


●アルカロイド(alkaloid)という成分が含まれている
アルカロイドとは、窒素原子を含み、ほとんどの場合塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称である(ウィキペディアよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89
アルカロイドは、微生物、真菌、植物、両生類などの動物を含む非常に様々な生物によって生産され、その種類は数千以上になりその化学構造によって人体に及ぼす影響も様々です。


●アンデス地域ではコカは2000年以上前から薬や料理、儀式など伝統的に利用されていたとされる(コカの葉を使用した、コカ占いというものもある)


●コカの成分を体内に取り入れることでその覚醒作用によって空腹感や疲労感、眠気を抑えるという効果があり、高山病の症状(頭痛、消化器系の不快感など)を緩和させることもある




コカ茶の作り方☕



乾燥したコカの葉10枚程度コップに入れ、熱湯を注ぐ。少し待ち、湯の色が変わってきたら出来上がりです。現地ではティーパックになっているものも多くあります。




コカ茶を飲む時の注意点



何事にもそうですが、飲みすぎは体によくありません。ほどほどに。覚醒作用があるため夜間の睡眠に支障をきたす可能性があります。また、消化器の働きを低下させるため、お腹を下してしまうことがあります。




コカの葉とコカイン



コカの葉自体は、依存性や精神作用は非常に弱いとされています。しかし、コカの葉の成分(アルカロイド)に化学物質を加え生成されたコカインは中枢神経を刺激させ精神を興奮させる作用があり依存性が強く幻覚症状を引き起こす薬物です。
そのため日本など先進国の大半では、コカの木、コカの葉を含めすべて麻薬・麻薬原料植物に定められ、栽培・持ち込み・流通などが厳しく規制されています日本に持ち込むことは禁止されています。土産としてうっかり購入しないように注意しましょう。


アンデスの人々に古くから親しまれてきたコカの利用方法をみると人々の生活やコミュニケーションの1つとしてなくてはならない存在だったのだと伺い知ることができます。現在の国際社会においての厳しい規制は、アンデスの伝統ある文化・考えを否定されているように捉える現地の方もいるかもしれません。しかし、コカの葉を悪用して薬物が作られ、それによって薬物依存者やその周囲の人など多くの人々が苦しめられている現状を考慮すると規制は必要なのだと思います。


まとめ



●高山病の特効薬ではなく、症状を軽減する目的で高山病対策として飲用される
●コカ茶の飲みすぎは夜間の不眠、消化器機能の低下をきたす
●コカインの原料となるため日本への持ち込みは絶対禁止

コメント

このブログの人気の投稿