美容・健康に欠かせないチチャ モラーダ
斜体:スペイン語を指す
チチャ モラーダ
そもそもトウモロコシとは
トウモロコシ(玉蜀黍、学名 Zea mays)は、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、デンプン(コーンスターチ)や油、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産量は2009年に8億1700万トンに達する。世界三大穀物の一つ。(Wikipediaよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%82%B7)トウモロコシはイネ科の穀物だったのですね、、、てっきり野菜の一種だと思っていました。。。
★同じくペルーで親しまれている飲み物に“チチャ(chicha)”と呼ばれるものがあります。こちらはトウモロコシを発酵させて作ったお酒です。
紫トウモロコシとは
日本人には聞きなれない紫トウモロコシ(maiz morado:マイス モラード)。
原産国はペルー、ボリビアです。
日本では紫トウモロコシそのものを食べることはあまりないですが、天然色素として菓子や飲料などの食品に添加されています。
その色素には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを豊富に含んでいます。
アントシアニン
ポリフェノールには5000種類以上あるといわれおり、その種類によって作用は様々です。一般的にポリフェノールは抗酸化作用があるといわれています。抗酸化作用とは、活性酸素の働きを抑え細胞の老化を防ぐことです。肌のくすみやシワ、たるみから肌をまもり美肌効果が図れるのです。
そのほかにも
高血圧予防
LDLコレステロールを下げる
動脈硬化予防
などが期待されています。
日本でも2000年頃にいくつか論文が発表されています。まだ動物実験の範囲ですが、紫トウモロコシの色素成分は大腸がんの発生抑制に有効とする結果や、肥満・糖尿病予防に効果的であるという研究結果が発表されています。
美容面だけではなく健康にも優秀な食材と言えます。
アントシアニンは加熱しても破壊されないため、様々な調理方法に用いることができます。
作り方・入手方法
作り方はよく洗った紫トウモロコシとリンゴパイナップルの皮とシナモンを加え1時間ほど煮立たせます。布でこし、最後に砂糖とレモンやライムを加えて冷蔵庫で冷やしてできあがりです。加える果物やスパイスはその家庭によって様々だそうです。
ペルーでは各家庭で手作りしたりレストランのメニューの1つになっていたり、既製品としてペットボトルや粉末で販売されています。日本では通信販売で購入することもできます。
注意点
アントシアニンの薬理作用はまだ解明段階であり、日本では医薬品として認められていません。
ポリフェノールなどの物質は補助的に取り入れることが望ましく、炭水化物・たんぱく質・脂質・野菜・食物繊維を含むバランスのよい食事を摂ることが基本です。
美容に健康に優れた効果を期待して沢山飲みたくなってしまいますが、ジュースには糖分がたくさん含まれているので飲みすぎには注意が必要です。
まとめ
●チチャモラーダは紫トウモロコシを煮て作ったジュース
●紫トウモロコシにはポリフェノールの一種アントシアニンが豊富
●アントシアニンは加熱しても壊れない
一体どんな味がするのでしょうか。現地ペルーへ行ったときに是非味わってみたいです。
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