古都クスコをざっくり知る6ポイント



インカ帝国時代の首都であったクスコ。現在はマチュピチュへ向かう玄関口として多くの観光客に親しまれています。街並みが世界遺産に指定されており、ぜひ観光したい場所の1つです。今回はクスコについてざっくりとみていきましょう。





クスコ(Cusco)



基本情報

●人口約34万人(2015年)
●1983年クスコの市街は世界遺産(文化遺産)に登録された
●京都と姉妹都市を結んでいる


1 場所

ペルー南東部の標高3400mのアンデス山中にあります。
首都リマから空路で約1~1時間半、長距離バスでおよそ22~24時間です。


2 アルマス広場が中心

クスコ空港から市街まではおよそkm、車で約15分です。アルマス広場を中心として周囲にはホテルやレストラン、カフェ、土産屋、オフィス、両替所、郵便局などがあります。

★アルマス(armas)とはスペイン語で“武器”を意味します。また、アルマス広場とは固有名詞ではなく、各都市に存在します。



3 インカ帝国とのかかわり

ケチュア語で“ヘソ”を意味し、インカ帝国の首都でした。スペイン人侵略者たちに占拠された後は、アンデス地域におけるスペイン植民地、キリスト教布教の中心地となりました。インカ帝国時代の石畳や精巧な石組みと、スペインによる支配下で作られた白い壁にレンガの屋根の町並みは独特の雰囲気があり、インカとスペインの文化が融合したペルーならではのコロニアル様式の建築物を目にすることができます。スペイン人侵略者たちによって宮殿や神殿は破壊され、インカ時代の石組みの上に教会や修道院などが建てられました。大地震によってスペイン人による建造物は崩れましたがインカ時代の石組みは残ったという話は有名です。インカの石組みは審美性だけでなく耐震性を備え、優れた技術によって作られたことがうかがえます。

★コロニアル(colonial)はスペイン統治時代のことを指します。また、古き良きものという意味を含むこともあります。


4 七色の旗

1987年に制定されたクスコの市旗。虹色7色の横ストライプのデザインは、インカ帝国の旗がモデルになっています。


5 名所歩き

アルマス広場を中心にカテドラル、12角の石、サント・ドミンゴ教会、サン・クリストバル教会、博物館などの名所が徒歩圏内にあります。また、暗くなってからオレンジ色のライトに照らされる街並みも見どころの一つです。


6 街歩きの注意点

標高が高い上に坂が多いので、リマなどの低地からやってきた時は高山病対策としてゆーっくり歩く必要があります。また、日中の強い差し対策と夜の防寒対策が必要です。
アルマス広場は比較的人通りがあり警備員が配置されていますが、数ブロック離れるとひと気がなくなります。特に1人歩きは避けた方が無難です。女性の単独旅行者の宿泊は、アルマス広場近くのホテルやホステルなどを選んだ方が無難といわれています。


朝から晩まで楽しめるクスコでのんびりしながらお店や名所を巡るのも良いですね。








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